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日常の些細な出来事から旅先で出会った事柄まで色々と綴ります
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【9月6日】

朝早めに起き大浴場に行って目を覚ます

部屋に戻ってくつろいでからバイクング式の朝食を食べる
バイキング式は好きな物を好きなだけ食べられるのが嬉しい
俺はサラダわかめを沢山取って食べた

チェックアウトを済ませ愛車の元へ行く
空を見上げれば相変わらずの曇天模様
昨晩の天気予報では雨も覚悟すべきか

荷造りする際、レインウェアを取り出しやすい場所に入れ直しておいた
これでいつ雨が降ってきても大丈夫だろう

七尾市街から出たらすぐ『能登島』へ渡る為の『能登島大橋』がある
そこを渡り一路能登島へ

特に目的があったわけではないが、島の海沿いを走り続け『ツインブリッジのと』という綺麗な橋を渡り七尾西湾の北側に出る
そこから国道249号線に入り北を目指す

暫く走っていると右手に見える海に見た事のない物が立っている
それは木で組まれた櫓のようなのだが、何故海の中にあるのだろうか・・・
周りを見渡せばそこには小さなパーキングがあり、トイレ休憩くらいは出来るようだ

折角なのでバイクを停め櫓を眺める
近くに看板が立て掛けられており、そこには『ボラ待ちやぐら』と書いてある

~ボラ待ちやぐらとは江戸時代から伝わる日本最古の漁法『ボラ待ち網漁』という漁で使われる櫓で、七、八メートルの丸太ヤグラを組み、その上から海底に張ったフクロ網を見張る、ボラの群れが網に入ると網口の網をたぐり上げて獲るというのんびりした手法です~

ボラは音に敏感らしく、静かに待たなければいけないという
なんとも気長な漁だこと
なかなか面白い形をした櫓なので少し撮影し、また北上を始める

曇りながらも時々光が差し込み日照りよりは気持ちが良いかもしれない
そんな事を考えながら気分良く走っていたのだが、所々で雨がポツポツ

レインウェアを着る程ではない気もするし、かといってこれから本降りになったら困るし・・・
少し悩みながら走り続けた挙句、やはり強く降って来そうだったので路肩に停車しいそいそとウェアを着て、バッグの中身も防水という事でビニール袋に入れておく

再び走り出し、雨の中でも片手でカメラを持ち撮影を続ける
「スクリーンに水滴が付いた写真も綺麗かも」
そんな思い出シャッターを切り続けながら、濡れた路面に気を付けて走る

海沿いを走っていると道が狭くなり車通も少なくなった
辿り着いた先は行き止まり
見つめる先には小さな灯台があったのでふらりと歩く

海に出るとビックリする光景が
岩が赤いのである

観光客も少なくボロボロになった看板を見ると、そこは『赤崎海岸』というらしい
赤い岩と緑の松林
なんとも不思議な光景だ

看板同様錆びれたトイレで用を足し、また249号線に入って暫く走るとこの道は内陸を通って反対側で出てしまうという事
折角念願の能登半島に来たのに沿岸部をぐるっと周らないと勿体無い気がして12号線へ向かい半島先端部を周った

その頃には昼時を過ぎ、大分お腹も減ってきていたので食べ物屋を探したが見つからない
全くないわけではないのだが、見たところパッとしない
空腹を我慢しながら走りマップルで『徳保の千本椿』と書いてある所まで行ってみると、崖沿いに平屋の建物がある

道路を挟んで反対側に駐車場があったのでバイクを停め、ちょっと覗きに行ってみるとお土産物屋と食堂になっていた
名前は『つばき茶屋』
メニューを見ると美味しそうな文字が並ぶ
しかし値段が書いておらず「ひょっとして時価か・・・」と不安にもなったのだが、これ以上は我慢の限界だし、正直エネルギーを摂らずに走り続けるのは少々危険

意を決して中に入り、『たこめし定食』を頼む
ややあってやってきたのは想像より豪華な定食

どんぶりにはたこめしが香り高いたこめしが沢山入っていて、上にはなんと小さなアワビ!(なんでも“今日はたまたま獲れたから”だとか)
もずく入りのお味噌汁の出汁も効いていて美味
新鮮なお刺身と釜揚げしたイカ、おひたしに漬け物、酢の物

味はどれも本当に美味しい
この美味しさを『美味しい』という言葉でしか表現できない事がもどかしい

実はたこめしって結構高い
駅弁なんかで買うと少なくて、たこも少ししか入っていないのに800円とか900円とかするものだ

歯ごたえの良いたこが沢山入っていて、その上小さいとは言ってもアワビが乗っている
「不便な土地だしな~きっと2,000円とかするんだろうな~」
「でも旨かったし、晩御飯安くすればいいか~」
なんて思いながら「お会計お願いします」

ハキハキしたお姉さんから帰って来た言葉に驚いた
「1,000円です」
え・・・

本当に口に出して「え・・・」って言ってしまった
するとお姉さんは「高すぎました?」なんて意地悪な笑顔で聞いてくる
「いや、安くてびっくりしたんですよ~!」と安堵しながらお札一枚差し出す
帰ろうとしたら「そこの石、良かったら好きなの持って行って下さい」と言う

カウンターを見ると綺麗な形をした石に花の絵が描いてある
拾った石に絵を描いて置いているらしく、お客さんに配っているのだそう
折角なので自然とひし形になっている石を貰って店を出た

海沿いを走っていると先程分かれた249号線に合流し、そのまま寄り道せず本日の宿『ルートイン輪島』を目指した

輪島に到着しチェックインを済ませて荷物を下ろし、相変わらず喘息の咳で喉がイカレていたのでドラッグストアを探しに走り出し、なんとか大きなお店を見つけて喉の消毒剤を購入
その後今度はスーパーを探して走り、折り畳み傘を購入
折角『輪島の朝市』を見るつもりなのに、明日の天気は朝から雨だという
しかし傘を持って来ていなかったので予め用意しておこうと思ったわけだ

必要な物を揃えて一旦ホテルに戻り、今度は徒歩で町に出る
やはりここは海鮮物だろうと輪島で人気のある寿司屋を探した

見つけたそこは小さなお店なのだが、落ち着いた渋い雰囲気のカウンターに座り2,600円程の海鮮丼を注文
出てきたそれは見るからに豪華などんぶり
こだわりの出汁巻き卵、イカ、ウニ、カニ、カニみそ、海老、いくら、赤貝、白身魚・・・
そのどれもが新鮮で臭みは一切なく、ウニなんかは消毒臭さを微塵も感じない

これだけ豪華などんぶりを2,600円で食べられるなんて・・・
三浦や伊豆でのメニュー表を頭に浮かべながら「もうあの辺で寿司食べるのやめよう」なんて考える

大好きな海鮮物を安くたらふく食べ、満足しながらホテルに戻り風呂に入る
風呂から出たら前日同様テレビを見ながらデータを整理しながら酒を飲む
フラスコに入れてウヰスキーも持って来ていたので少し口を付け、程良く酔ったところでふわふわのベッドに包まれながら眠りに落ちた

 

流石にこのたこめし定食と海鮮丼は写真を載せたい気がする
リアルタイムで書いた日記には載せていたと思うのだが・・・
まあそのうち・・・そのうち・・・

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プロフィール
HN:
Tetsuya
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/07/22
職業:
フォトグラファー
趣味:
写真・バイク・音楽・酒・猫(!?)
自己紹介:
大好きなバイクで旅をして大好きな猫に出会えると幸せになってしまう人間です

ツーリングでは地元横浜や宮ヶ瀬、津久井、道志などふらふらしてます

現在の愛車はKAWASAKI ZX-14R 2014yです。


他に好きな物はお酒!

とりわけスコッチウイスキーが大好物です
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