日常の些細な出来事から旅先で出会った事柄まで色々と綴ります
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2年前から同居していた祖母が、8日の日曜日に他界しました
享年93歳
11日・12日で葬儀を行い、お骨を持って無事家に帰り着きました
ここからは今回の記録です
生々しい表現等も出てくる可能性があるので、生死に関わる話が苦手な方はここから先はご注意下さい
8日日曜日22時過ぎ
バイトから帰ると部屋に祖母の姿が見えません
猫が椅子に座ってキョトンとしています
風呂場を見ると灯りが着いています
「なんだ、風呂入ってるんだ。じゃあ婆ちゃん出てきたら俺もすぐ入ろう」そう思って準備を始めました
しかしどうにも落ち着かない
少し観察してみると水の音一つしません
祖母は元々熱いお湯にサッと浸かって終わりという人でした
静かに1分も2分も湯船に浸かっている訳はないんです
外から「婆ちゃん、入ってんの?」と聞きますが物音一つしません
流石におかしいと思いドアを開けようとすると鍵が掛かっています
これはマズイ
鍵を開けて中を覗くと、少し少ないお湯の中に、祖母が体を折り曲げ胎児の様に浸かっています
咄嗟にお湯から引き上げますが体が硬くなっていました
「死後硬直だ」
すぐに理解してしまいましたが、あまりに気持ち良さそうな寝顔に見えたので頬を叩きながら「お婆ちゃん!お婆ちゃん!」と呼びかけました
本当は湯船から出したかったのですが、どうしても持ち上げられません
支えている手を離すとまたお湯の中に入ってしまいそうだったので、お湯を抜き急いで救急と実家に電話
父が来てくれるまで救急センターの人に言われた通り心臓マッサージをします
「固まってるもん。無理だよ」そう思っても「もしかしたら・・・」と続けます
父が駆け付け祖母を見たら少し気が動転している様でした
「お婆ちゃん!お婆ちゃん!しっかりしなきゃ!」そう父が叫んでいると電話越しの救急センターの人が「どなたか来ましたか?それなら湯船から出して下さい」と指示をしてくれます
二人がかりでもなかなか持ち上がらず、半分引きずる様に外に出していると丁度救急車が来ました
父に「心臓マッサージを続けてくれ!」と指示を出してから、俺は救急隊員の誘導の為外へ出ます
チラッと父を見ると硬直した祖母に望みがないと感じた為が胸を叩くような動きをしてました
「それじゃ心臓マッサージにならないよ」そう思いはしましたが、俺も恐らく無理だろうと思った為隊員の誘導を優先しました
何人もの救急隊員さんが入ってきて、処置を施しますが蘇生出来ず
しかし暖かいお湯に浸かっていた為体温が高く、規定に従って祖母が通っていた病院に搬送されました
父が付き添いで病院に行きましたが死亡が確認され、その日帰宅していた兄を車でグループホームに送ってからその足で病院へ
警察の方も来ていて、死に方が死に方だけに司法解剖が必要になってしまうだろうという旨を告げられました
深夜に帰ると警察の方が来て所謂現場検証をします
それから貴重品がなくなっていないか等の確認をして、それから乱れた家を少し片付け、汚れてしまった体を朝5時頃のシャワーで流し、少し休もうと布団に入りますがなかなか寝付けません
疲れも極限までいき2時間程は眠れました
解剖の結果死因は溺死
恐らく軽い脳梗塞等が起こり、気を失って溺れてしまったのではという事です
今までも何度か極軽い脳梗塞らしき事がありました
なので歳相応にそういった事が起こり、運悪く湯船の中だった為に溺れてしまったのでしょう
次の日からは葬儀屋さんとの相談やお寺さんとの相談に走り回り、ようやく葬儀を終わらせて少しだけ落ち着く事が出来ました
今回の事で一番驚いたのは自分の冷静さでした
正直に書きます
死後硬直するまで1時間も2時間も湯船の中にいた為、お湯からは鼻につく異臭がしました
ふやけた体は触れるだけで表面が削れ俺の服は垢だらけになります
それでも少しの躊躇もなくお湯に手を突っ込んで体を起こし、心臓マッサージをして抱きかかえる
人間いざとなったら何でも出来るもんなんだな~と、後になって思いました
これからまだまだ片付けなければならない問題もありますが、何とかやっていくしかありませんね
享年93歳
11日・12日で葬儀を行い、お骨を持って無事家に帰り着きました
ここからは今回の記録です
生々しい表現等も出てくる可能性があるので、生死に関わる話が苦手な方はここから先はご注意下さい
8日日曜日22時過ぎ
バイトから帰ると部屋に祖母の姿が見えません
猫が椅子に座ってキョトンとしています
風呂場を見ると灯りが着いています
「なんだ、風呂入ってるんだ。じゃあ婆ちゃん出てきたら俺もすぐ入ろう」そう思って準備を始めました
しかしどうにも落ち着かない
少し観察してみると水の音一つしません
祖母は元々熱いお湯にサッと浸かって終わりという人でした
静かに1分も2分も湯船に浸かっている訳はないんです
外から「婆ちゃん、入ってんの?」と聞きますが物音一つしません
流石におかしいと思いドアを開けようとすると鍵が掛かっています
これはマズイ
鍵を開けて中を覗くと、少し少ないお湯の中に、祖母が体を折り曲げ胎児の様に浸かっています
咄嗟にお湯から引き上げますが体が硬くなっていました
「死後硬直だ」
すぐに理解してしまいましたが、あまりに気持ち良さそうな寝顔に見えたので頬を叩きながら「お婆ちゃん!お婆ちゃん!」と呼びかけました
本当は湯船から出したかったのですが、どうしても持ち上げられません
支えている手を離すとまたお湯の中に入ってしまいそうだったので、お湯を抜き急いで救急と実家に電話
父が来てくれるまで救急センターの人に言われた通り心臓マッサージをします
「固まってるもん。無理だよ」そう思っても「もしかしたら・・・」と続けます
父が駆け付け祖母を見たら少し気が動転している様でした
「お婆ちゃん!お婆ちゃん!しっかりしなきゃ!」そう父が叫んでいると電話越しの救急センターの人が「どなたか来ましたか?それなら湯船から出して下さい」と指示をしてくれます
二人がかりでもなかなか持ち上がらず、半分引きずる様に外に出していると丁度救急車が来ました
父に「心臓マッサージを続けてくれ!」と指示を出してから、俺は救急隊員の誘導の為外へ出ます
チラッと父を見ると硬直した祖母に望みがないと感じた為が胸を叩くような動きをしてました
「それじゃ心臓マッサージにならないよ」そう思いはしましたが、俺も恐らく無理だろうと思った為隊員の誘導を優先しました
何人もの救急隊員さんが入ってきて、処置を施しますが蘇生出来ず
しかし暖かいお湯に浸かっていた為体温が高く、規定に従って祖母が通っていた病院に搬送されました
父が付き添いで病院に行きましたが死亡が確認され、その日帰宅していた兄を車でグループホームに送ってからその足で病院へ
警察の方も来ていて、死に方が死に方だけに司法解剖が必要になってしまうだろうという旨を告げられました
深夜に帰ると警察の方が来て所謂現場検証をします
それから貴重品がなくなっていないか等の確認をして、それから乱れた家を少し片付け、汚れてしまった体を朝5時頃のシャワーで流し、少し休もうと布団に入りますがなかなか寝付けません
疲れも極限までいき2時間程は眠れました
解剖の結果死因は溺死
恐らく軽い脳梗塞等が起こり、気を失って溺れてしまったのではという事です
今までも何度か極軽い脳梗塞らしき事がありました
なので歳相応にそういった事が起こり、運悪く湯船の中だった為に溺れてしまったのでしょう
次の日からは葬儀屋さんとの相談やお寺さんとの相談に走り回り、ようやく葬儀を終わらせて少しだけ落ち着く事が出来ました
今回の事で一番驚いたのは自分の冷静さでした
正直に書きます
死後硬直するまで1時間も2時間も湯船の中にいた為、お湯からは鼻につく異臭がしました
ふやけた体は触れるだけで表面が削れ俺の服は垢だらけになります
それでも少しの躊躇もなくお湯に手を突っ込んで体を起こし、心臓マッサージをして抱きかかえる
人間いざとなったら何でも出来るもんなんだな~と、後になって思いました
これからまだまだ片付けなければならない問題もありますが、何とかやっていくしかありませんね
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プロフィール
HN:
Tetsuya
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/07/22
職業:
フォトグラファー
趣味:
写真・バイク・音楽・酒・猫(!?)
自己紹介:
大好きなバイクで旅をして大好きな猫に出会えると幸せになってしまう人間です
ツーリングでは地元横浜や宮ヶ瀬、津久井、道志などふらふらしてます
現在の愛車はKAWASAKI ZX-14R 2014yです。
他に好きな物はお酒!
とりわけスコッチウイスキーが大好物です
ツーリングでは地元横浜や宮ヶ瀬、津久井、道志などふらふらしてます
現在の愛車はKAWASAKI ZX-14R 2014yです。
他に好きな物はお酒!
とりわけスコッチウイスキーが大好物です
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